東京都内の歯科医院で6年前、虫歯治療のため催眠鎮静剤を投与した女性を死亡させた疑いで、歯科医師2人が書類送検されました。

新宿区で歯科医院を経営していた元院長の男(71)と、勤務医の女(53)は2019年、虫歯治療で57歳の女性に催眠鎮静剤を投与した後、容体観察を怠り、死亡させた疑いが持たれています。

催眠鎮静剤には、心停止や呼吸抑制の副作用があるにも関わらず、血圧や脈拍などを確認していなかったということです。女性は治療開始50分後に容体が急変し、翌日死亡しました。
元院長の男は容疑を認め、勤務医の女は「やるべきことはやった」と否認しています。