農水省は10日、2月24日~3月2日にスーパーで販売された米5キロ当たりの平均価格が、前年同期と比べ94.6%高い3952円だったと発表した。前週の3939円からは13円高く、備蓄米放出の公表後も値上がりが続いた。
政府が放出を決めた備蓄米については、初回の15万トンについてきょう購入の申し込みが締め切られ、入札が始まった。
円滑な流通目的での備蓄米放出は初で、落札分は3月半ばに業者に引き渡され、下旬にもスーパーなどに並ぶ見通し。
農水省は、残る6万トンについても入札の準備を進めている。
米の価格は備蓄米放出が決まった後も上がっていて、農水省は、今回の放出で流通の改善が見られない場合、追加で放出することも検討している。