3月8日は国際女性デーです。
働く女性たちのキャリアアップが注目される中、彼女たちの本音を聞いてきました。

季節の野菜にカプレーゼ、フルーツにナッツなど、しゃれた軽食やドリンクを楽しみながら談笑する女性たち。

開催されたのは、女性管理職や管理職へのキャリアアップに興味がある人に向けたイベントです。

個人やチームの潜在能力を引き出し、成長をサポートするコーチングサービスを提供する企業が、国際女性デーを前に行った管理職や昇進に関する男女意識調査。

「管理職になりたい」と考える女性は、男性に比べて1割ほど低い結果になりました。

管理職になりたくない理由の1位は男女ともに「責任・プレッシャーが重い」でしたが、女性の場合、次に多かったのが「仕事とプライベートの両立が難しい」です。

メント・丹下恵里取締役COO:
なりたくないと一言で言っているところには、職場だから出していないけど、本当にいろんな葛藤があって、頑張りたいけどこうなんだという、ゆらぎや葛藤みたいな生っぽさを、もっと人事の方にも世の中にも知ってもらいたいな。

管理職に対する心のブレーキと向き合い、今後のキャリアに向けたヒントを一緒に探してほしいと、イベントには管理職として活躍する女性たちが登壇しました。

保育や教育現場のICTを手掛ける企業で働く木島さんは、課長になって5年。
チームメンバーのマネジメントをする立場です。

コドモン 普及推進部・木島明日香さん:
上司に「その役割果たしているんだからなったら」と声をかけられたのがきっかけ。時短勤務だったので、そこまでやりとげられるんだろうかと。

11歳の息子と、1歳の娘の母でもある木島さん。
実は1人目の妊娠、出産を機にキャリアを諦め退職した経験があります。

現在の職場の上司から「一番である必要はない」と背中を押され、管理職になることを選びました。

今はメンバーを支えていく仕事にやりがいや楽しさを感じているといいます。

木島さんは「私がゴキゲンだと子供もゴキゲンなんですよ。自分が赴くままにやりたいという気持ちを大事にしようって挑戦したりとか、残業してでもやりたい日ってあるじゃないですか」と語りました。

現在管理職として活躍する人も、全てが順風満帆だったわけではない。

リアルな声を聞いた参加者からは「管理職になるならないとかは正直答えは出ないが、悩んでいてもいいんだっていう、悩んでいる人がいっぱいいるのがわかったのですっきりした」「子育てしていくことと働くことの両立というのが、みんな難しいんだなっていうのは、今後の参考になったし、ハッピーに働いて周りもハッピーにさせる、そういったことがすごく大切なのかなと」といった声が聞かれました。

コドモン 普及推進部・木島明日香さん:
自分が本当は何がしたいのかとか、本当に自分が考えていることをかなえるために、小さな一歩でも踏み出してほしいなと思っている。

フジテレビ
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