去年1年間の富山県の貿易額は、ロシアへの中古車輸出が大幅に減ったことなどから、2年連続のマイナスとなりました。
大阪税関伏木税関支署によりますと、富山県の去年1年間の貿易額は、輸出・輸入合わせて5583億円で、その前の年と比べ、2.5パーセント減少し、2年連続のマイナスとなりました。
貿易額の減少について伏木税関支署は、ロシアへの中古自動車の輸出額が前の年に比べ、307億円あまり減少したことが理由の一つとしています。
背景には、ロシアによるウクライナ侵攻に対し、日本政府が排気量1900ccを超える自動車のロシアへの輸出を禁止する経済制裁を行っていることなどがあるとしており、伏木税関支署は「今後の貿易状況を注視したい」としています。