2月25日、岩手県は中部保健所管内の障がい者支援施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
入所者と職員合わせて32人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているという。

県によると、2月20日に中部保健所管内の障がい者支援施設(入所者80人・職員59人)から複数の入所者と職員に嘔吐や下痢、発熱などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、2月9日から2月24日にかけて、入所者28人と職員4人の計32人に嘔吐や下痢、発熱などの症状があったことがわかった。

糞便検査を実施した結果、有症者4人からノロウイルスが検出された。

重傷者はおらず症状がある人はいずれも回復に向かっているという。

県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。

※中部保健所管内は花巻市・遠野市・北上市・西和賀町

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ

岩手の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。