静岡・焼津市で3日夜、希少で高価な植物ばかりを狙う“植物ドロボー”が防犯カメラにとらえられた。
ドロボーは駐車場に侵入すると、希少な植物「ブルーサンダー」と「ブルームーン」を手に取り逃走した。
被害者は、大切に育てていた植物を奪われてショックを隠し切れない一方で、犯人が「植物の価格を知っている」と推測し、転売目的の可能性を指摘している。
警察は、窃盗事件として捜査している。
高値のものだけ盗んだ“植物ドロボー”
静岡・焼津市で3日夜9時半、夜の住宅街で防犯カメラに撮影されたのは、怪しい人影が駐車場に入り込み、じっくりと物色している様子だ。

この怪しい人物は、人気が高く値の張る植物ばかりを狙うドロボーだった。
目をつけられたのは、被害者が育てていた“珍しい植物”だ。
その植物について、被害者は「ブルーサンダーっていうのと、ブルームーンっていう品種。価値の高いもの」と説明した。
また、「価値の高いものがなくなってたんで、価値わかってる人だと思うんですよね」と、植物について知識がある人物が犯人だと推測している。
当時、現場に姿を見せたドロボーは身をかがめたり、あたりをウロウロしたりと、落ち着きのない様子だった。

そして一度画面から姿を消し再び現れると、手に収まりきらないほど大きな影を抱えていた。
犯行の瞬間だ。
転売目的か?盗難にショック受ける被害者
被害者によると、盗まれた植物は「ブルーサンダー」と呼ばれ、太い幹に銀白色のシャープな葉が特徴だ。

この日、ドロボーが狙いを定めて盗んでいった植物は2つ。
大切に育ててきた被害者は、ショックを隠しきれない様子だ。
一方で、被害者は「植物の価格とかを知ってるんじゃないかと。人気がある方なので売りやすい。転売目的かと思う」と犯人の狙いを推測している。
現在、警察が“植物ドロボー”の行方を追っている。
(「イット!」 2月25日放送より)