埼玉・志木市で1月19日、カメラに捉えられたのは、乗ってきた自転車から別の自転車に乗り換え去っていく男の姿だった。駐輪場の外には、仲間とみられる男もいて、男に指示を出していた。これは、“自転車ドロボー”の犯行の様子と見られ、撮影者は「“指示役兼見張り役”“実行役”に分かれていた」と、まるで「闇バイト」のような組織的な動きだったと振り返る。

まるで「闇バイト」2人組“自転車ドロボー”

1月19日午後10時過ぎ、埼玉・志木市の駐輪場に現れたのは、黒いダウンを着てたばこをふかし自転車に乗る男の姿だった。すると…。

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自転車を盗まれた被害者:
“ここに自転車があるぞ”みたいに指さしして…。

男が指さした先、そこには撮影者の自転車があった。そして、男が合図をした直後、仲間とみられる男が自転車に乗って現れた。

この映像を見た被害者は、犯人についてこう推測する。

自転車を盗まれた被害者:
“指示役兼見張り役”と“実行役”という役割に分かれていた。

最初に来た男は“指示役兼見張り役”として“実行役”の男に自転車の位置を指示していたとみられ、まるで「闇バイト」のような組織的な動きだと感じたという。

そして実行役の男は乗ってきた自転車を止めると、瞬く間に撮影者の自転車に乗り換えた。

“わらしべ泥棒”に「手慣れた姿にイラッとした」

犯行の様子に被害者は「あまりにも計画的だったんで、手慣れた姿にイラッとした」と怒りをあらわにした。

被害者によると、狙われた自転車は、総額が約30万円に上るマウンテンバイクで、乗り捨てられていたのは“普通のママチャリ”だったという。

自転車を盗まれた被害者:
安価なものを乗り捨てて高いものへ、わらしべ長者的な感じでだんだんグレードアップしていくみたいな…。

その犯行の様子は、まるでわらしべ長者ならぬ“わらしべ泥棒”だ。

被害者は「仕事に行く手段を失ったので、タクシーや公共交通機関を使う手段となり、かなり困ります」と悲痛な思いを話す。

男性は被害届を提出し、警察は窃盗事件として捜査している。
(「イット!」2月25日放送より)

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