愛知・愛西市の交差点で2024年12月、軽自動車が前方車両に追突する事故が発生した。
追突車の運転手はスマホを持ち、イヤホンをつけていたという。
被害者はむち打ちで全治1カ月の診断を受け、プロゴルファーとしてのレッスン活動に支障が出ている。
事故後、収入は4分の1に減少し、仕事の継続も不安だという。
警察は、前方不注意が原因とみて調査している。
運転手よそ見運転か?交差点で追突事故
愛知・愛西市の交差点で2024年12月21日に撮影されたのは、後ろから来た軽自動車が、勢いよく前方車両に「ドン!」と衝突した追突事故の瞬間だ。
追突された車に乗っていたドライバーは、「相手はおそらく左手でスマホを見ていたと思う。あきれと怒りもあります」と話した。

この時、追突した車のドライバーの左手にはスマートフォンのようなものが握られていて、耳にはイヤホンもつけていた。
追突後の状況について、ドライバーは「首に激痛が走ってきて、ハンドルにつかまってうずくまっていたが、相手が一向に出てこなかった」と語っている。
この事故により、ドライバーは全身が“むち打ち”となり、全治約1カ月の診断を受けたという。
“プロゴルファー”けがで仕事ままならず
事故後、ドライバーは首などに痛みや右手にしびれが残っていたというが、それ以上に痛いのは“仕事への影響”だった。

ドライバーは、「かなり(けがの影響が)出ていて、事故前の4分の1程度の収入しか得られていない」と、けがの影響で収入が減り、生活にも大きな影響が出ていると話す。
というのも、ドライバーは「プロゴルファーで、今はレッスン活動を中心にやっています」と明かす。
実は、ゴルフを教えるティーチングのプロだったのだ。

ドライバーは、ティーチングの際は1日に9時間ほど立ちっぱなしの仕事だという。
今回のけがの影響で、「最悪の場合、ティーチングプロは引退して、体に負担のかからない仕事を選ばないといけないかもしれないという心配はある」と不安をこぼしている。
警察は、追突した車の前方不注意が原因とみて調べている。
(「イット!」 2月21日放送より)