アメリカのトランプ大統領が「メキシコ湾」の表記を「アメリカ湾」と変更した方針に従わず、取材規制を受けていたAP通信が、政権高官を相手取り訴えを起こしました。

AP通信は21日、ワイルズ首席補佐官や、ホワイトハウスのレビット報道官ら、トランプ政権の高官3人を相手取り取材規制の即時撤回を求めてワシントンの連邦地裁に訴えを起こしました。

訴状では、取材規制は言論の自由を保障した憲法に違反していると指摘し、「政府の統制と報復を許せば、すべてのアメリカ人の自由が脅かされる」と強調しています。

AP通信はトランプ氏が大統領令でメキシコ湾の名称を「アメリカ湾」に変更した後も、メキシコ湾の表記を続けると発表していました。

これに対し、ホワイトハウスは大統領執務室や大統領専用機「エアフォース・ワン」などでの取材を禁止し、レビット報道官は、「虚偽の報道に対する責任だ」と説明していました。

フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

国際取材部

世界では今何が起きているのか――ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、モスクワ、イスタンブール、北京、上海、ソウル、バンコクのFNN11支局を拠点に、国際情勢や各国の事件・事故、政治、経済、社会問題から文化・エンタメまで海外の最新ニュースをお届けします。