岐阜県高山市の学校給食などで長年親しまれてきた「飛騨牛乳」を製造販売する協同組合が、2025年3月末で解散することが分かりました。
関係者によりますと、飛騨牛乳を製造販売する飛騨酪農農業協同組合は、3月末で組合を解散し、製品の生産を終了するということです。
2002年に着手した新工場の整備で費用が見積もりの2倍ほどに膨れ、工事が長期化したため、運転開始まで7年を要すこととなり、多額の借金を抱えることになったということです。
組合に加入する酪農家では4月以降、飛騨牛乳としての提供はできなくなりますが、出荷先を変更し今後も生産を続ける予定です。
協同組合の岩長明宏組合長は「農家、消費者、職員の期待を裏切る形になり申し訳ない」とコメントしています。