東京・新宿区で19日、10代女性宅に侵入し下着を盗もうとした疑いで会社員の男が逮捕された。男は女性のカバンを物色し、インターネットで鍵を複製した上で犯行に及び、約2カ月で10回ほど侵入を繰り返し大晦日には女性宅に約2時間滞在し「紅白歌合戦」を視聴していたという。男は同様の手口で15本から20本の合鍵を作成したと供述していて、警視庁が捜査している。
「部屋が綺麗でお気に入りだった」合鍵作り“10回”女性宅へ侵入
東京・新宿区の戸塚警察署で19日午前8時頃、カメラが捉えたのは、うつむきながら歩く、眼鏡を掛けた会社員の宮原亮太容疑者（34）だ。
2024年12月、東京・新宿区の10代女性の自宅に侵入し、下着などを盗もうとした疑いで逮捕された。様々な女性宅の合鍵を作成していたとみられ、宮原容疑者は「合鍵を作って侵入した。15本から20本作った」と供述している。
宮原容疑者は東京・高田馬場のカフェで、事務所のドアの暗証番号を盗み見し、中へ侵入した。予め目を付けていたお気に入りの女性のカバンを物色し、鍵の番号とメーカー、運転免許証に書いてある住所を記憶。それを元にインターネットで合鍵を作成し、約2カ月の間に約10回女性宅へ侵入した。
宮原容疑者は、「日当たりが良くて、部屋が綺麗だったのでお気に入りだった」と話す。
そして、2024年の大晦日の夜も女性宅へ侵入し、いつも部屋に置いてあるスーツケースが無かったことから女性が帰省していると思い、この日は約2時間に渡って滞在した。その間、宮原容疑者は、紅白歌合戦を見ながら過ごしていたという。
「身に付けている下着を知りたかった」と供述
被害に遭った10代女性は、「いやらしいことを考えていたり、欲求のためにやったのなら、二度と普通の生活をして欲しくありません」と訴えた。
逮捕当時、宮原容疑者は5本の合鍵を所持していた。今回使われた合鍵本体には、被害者の名前が書かれており、被害者が働いている店名が書かれたネームタグも付いていたという。
宮原容疑者は「盗み目的ではなく、どんな下着を身に付けているのか知りたかった」と話し、一部容疑を否認している。
警視庁は、別の女性宅にも侵入していたとみて捜査をしている。
（「イット！」2月20日放送より）
