鳥取県の2月定例県議会が20日に開会し、一般会計の総額で3650億円余りとなる2025年度予算案が提出されました。予算案は、2007年から続く平井県政の中で最大規模です。
鳥取県議会開会日の20日は本会議が開かれ、県側から予算関連30件、条例関係24件など合わせて69件の議案が提出されました。
このうち一般会計の2025年度当初予算案は総額3650億4900万円で、平井知事が就任した2007年以降では最大規模となりました。
平井知事:
「令和の改新」へスタートを切り、人口減少に歯止めをかけるため、私が県政をお預かりして以来最大の規模となる当初予算案となりました。
予算案は「人口減少を乗り越える令和の改新」や「暮らし安心のふるさと創造」など4つの柱からなっています。
主な事業は、若者と女性に魅力ある地域づくりや働きやすい職場環境の整備などに137億円。災害の激甚化に備える防災対策や物価高対策などに156億円などが計上されています。
また条例案として全国で初めてとなる、短時間勤務の正職員制度が提出されたほか、闇バイトの防止や児童ポルノ被害対策を強化した青少年健全育成条例の改正案が盛り込まれています。
2月定例鳥取県議会の会期は3月24日までです。