石破総理大臣が20日夕方、鳥取県米子市の拉致被害者・松本京子さんの兄の孟さんら拉致被害者家族と東京の総理官邸で面会しました。

20日午後5時半から総理官邸を訪れたのは、拉致被害者家族会のメンバーなど関係者11人で、米子市の拉致被害者・松本京子さんの兄の孟さんも同席しました。この面会は、家族会が運動方針を決める時期に毎年行われています。
冒頭で石破総理は、「日米首脳会談でトランプ大統領から即時解決に向けた支持を得た」と伝えた上で次のように述べました。

石破総理:
トップ同士が会談をしないといけないことは承知している。強い決意を持って国家として政府としてあらゆる可能性は模索していかなければならない。

2月15日に拉致被害者の有本恵子さんの父の明弘さんが亡くなり、帰国を果たせていない被害者家族の親世代が横田早紀江さん1人となる中、家族会の横田拓也代表は、改めて即時解決を求めました。

拉致被害者家族会・横田拓也代表:
速やかに日朝首脳会談を実施いただき、日本の地で家族との再会が実現できるよう行動いただけますようよろしくお願いいたします。

家族会は、親世代の家族が生きているうちにすべての被害者の一括帰国の実現を求め、もし実現しなければ北朝鮮への独自制裁の強化を行うよう政府に要請しました。

TSKさんいん中央テレビ
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