トイレの水漏れ修理などを依頼した際に高額な代金を請求される悪質な「レスキュー商法」の被害者を救済しようと、県内の弁護士が弁護団を結成し、被害があれば相談するよう呼びかけています。

「レスキュー商法」はトイレの水漏れや害虫駆除など家庭の困りごとにつけこんで高額な代金を請求する悪質な商法です。

被害は全国で多発していて県消費生活センターへの今年度の相談件数は1月までで37件と前の年度に比べて8件増えています。

なかにはハチの駆除を依頼したら35万円請求された事例や洗面所の排水溝の詰まりの修理を依頼して約30万円請求された事例もあるということです。

被害者の救済に向けた弁護団は富山県弁護士会の有志9人が結成し、今後、レスキュー商法の被害相談などを受けつけて、悪質業者に対し訴訟を検討していくことにしています。

*小林大記弁護士
「消費者被害はすべて被害に遭われた方はまったく悪くない。やってくる側が悪いのでまずは相談してほしい」

弁護団は3月6日に富山市の富山県弁護士会館で無料の相談会を行います。

富山テレビ
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