半導体関連企業をはじめ県内企業の魅力に触れる『くまもと産業復興エキスポ』が
20日から2日間の日程で始まりました。会場には272の企業がブースを設け
初日から多くの高校生などが来場しました。

これは災害からの創造的復興をテーマに、半導体関連をはじめ各種企業のビジネスチャンスの創出や拡大などを目指し開催されています。

【後藤祐太アナ】
「会場に入るとまず目につくのがTSMCの子会社JASM、隣はソニーセミコンダクタマニュファクチャリング、そして東京エレクトロン九州。半導体分野を代表する企業が広いスペースを設け技術力をPRしています」

会場には半導体関連企業や製造業、行政・教育関係など日本や台湾などから合わせて272の企業や団体が参加し自社製品や独自の技術などをPRしていました。

JASMのブースでは環境への取り組みを紹介。使用する熊本の地下水を100パーセント以上涵養するとともに使用した水を循環させる独自のシステムをアピールしています。

【来場した高校生】
「JASMはとても大きく世界で活躍している会社なので半導体関連も興味があるので将来的にはそういう職種に就けるといい」

また製造業のエリアでは先端技術を活用し食品などの箱詰め作業の自動化などに取り組む県内企業のマイスティアが出展。

2台のロボットを使い5種類の商品を箱詰めするデモンストレーションが行われていました。

【来場した高校生】
「想像ができない…どこの企業もいいから(就職先に)決めづらい」「体験できるところもけっこう多かったので楽しみながら、どういうことをしているのかが分かりやすくて印象に残った」

また会場では講演会やセミナーも行われていて、20日は熊本大学の青柳 昌宏 卓越教授が講演。

年間140人の半導体関連分野への人材輩出を目指し産学官一体で人材育成に
取り組んでいることなどを紹介しました。
『くまもと産業復興エキスポ』は21日まで開かれます。

テレビ熊本
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