国民民主党・榛葉賀津也 幹事長:
最初に出てきた球があまりにもしょぼいね、これ。国民も失望を通りこして怒りを感じてるんじゃないですか
国民民主党の榛葉賀津也 幹事長(参議院静岡選挙区選出)が厳しく非難したいわゆる103万円の壁をめぐる協議での自民党の新たな提案。
2024年の年末までの協議で、政府・与党は所得税が非課税となる枠を103万円から123万円に引き上げるとしていました。
自民党は今回その枠を160万円程度にまで引き上げる案を示しましたが、条件が付いていました。
それが年収200万円以下であること。
ほかにも年収200万円超から500万円の人は2年間に限り年末の案から非課税枠を10万円増やす、一方で年収500万円を超える人に関しては据え置くことになっています。
国民民主党・榛葉賀津也 幹事長:
本当に国民生活みてるのか。103万円の壁を取り外そうという話をしているのに、新しい壁を作ってどうするんですか。壁をなくそうというこの議論が新しい壁を作っているんですよ
自民・公明・国民の3党協議は2月19日も開かれ、国見民主党は所得制限を設けずに一律に引き上げるよう求めました。
国民民主党・古川元久 税調会長:
我々が主張していることは、いま最も国民が苦しんでいる物価高、それを少しでも国民生活を楽にするために、手取りを増やすのは欠かせない
一方、自民党側は財源への懸念を示しています。
自民党・宮沢洋一 税調会長:
基礎控除額を160万円で一律にした場合、おそらく所得税収の減収は3兆円くらい。しかもそれを恒久的なものとしてやるという提案だと思うので、相当な額だなというのが私自身の印象
こうした中、自民・公明・国民の3党は20日午後に再協議する予定でしたが、延期となりました。