宮城県大崎市の小学校で2月20日、児童たちが校内の水槽で育てたサケの稚魚を近くの川に放流しました。

大崎市立下伊場野小学校は環境や命の大切さを学ぶため、30年近く前から毎年サケの稚魚を育て、この時期に放流しています。20日は、児童たちが学校の近くを流れる鳴瀬川に、1匹ずつ声をかけながら稚魚40匹を放流しました。

「バイバイ、元気で帰ってきてね」

放流した稚魚は全校児童11人でエサやりをするなどして学校内で育ててきたもので、成魚になって戻ってくるのは約4年後の見込みです。

6年生
「7倍くらいのサイズで帰ってきてほしいです」
4年生
「すくすく育って、他の動物に食べられないで、元気にこっちに帰ってきてくれるようにと思って放流しました」

下伊場野小は児童数の減少で来年、松山小学校と統合されますが、統合後もサケの稚魚の飼育と放流を続けたいとしています。

仙台放送
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