2月19日、岩手県は中部保健所管内の高齢者関係施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
入所者と職員合わせて18人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているという。
県によると、2月17日に中部保健所管内の高齢者関係施設(入所者26人・職員25人)から複数の入所者と職員に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、2月12日から2月19日にかけて、入所者11人と職員7人の計18人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。
糞便検査を実施した結果、有症者3人からノロウイルスが検出された。
1人が入院していて、そのほかの症状がある人は回復に向かっているという。
県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。
※中部保健所管内は花巻市・遠野市・北上市・西和賀町