伝統工芸・七宝焼の新たな魅力を伝える作品展が、愛知県あま市の美術館で開かれています。
金属にガラスを焼き付けて鮮やかに絵付けする尾張七宝は、明治時代以降、あま市の旧七宝町を中心に発展した伝統工芸で、展覧会では現役作家の作品・54点が集められています。
こちらの頭蓋骨の形の作品は、「有線技法」と呼ばれる伝統的な手法で細い銀の線を重ね、人が亡くなってから朽ちて骨になるまでを表現しています。
また、現代社会から離れた自然をテーマにしたこの作品は、つるつるとした鹿の胴体に描かれたエメラルドグリーンの森の中に、サルなどの生き物を見つけることができます。
「現代作家・若手作家七宝作品展」は、あま市七宝焼アートヴィレッジで、3月2日まで開かれています。