2月19日正午前、岩手県大船渡市で山林火災が発生し、午後6時時点でも鎮火に至っていません。
市は集落の方向に延焼した場合に備え、避難所を開設する準備を進めています。
19日正午前、大船渡市三陸町綾里の山林から煙が見えると、発見者から消防に通報がありました。
ヘリコプターで上空からのリポート
「火災現場から出た煙が山の広い範囲を覆っています。上空からでもはっきりと炎が確認できます」
消防などによりますと、県の防災ヘリなどが上空から散水をしたほか地上からも消防活動が行われましたが、大船渡では最大瞬間風速17.9m/sを観測するなど風が強く、火は消し止められていません。
午後5時半時点で、けが人や建物への被害は確認されていないということです。
現場から北に約2キロの場所には、60世帯約160人が住む集落があり、風向きが変わると集落方面に延焼するおそれがあるため、市は避難所を開設する準備を進めています。
消火活動は中断され、20日朝再開されます。