長崎市議会2月定例会が開会し、過去最大となる総額約2413億円の新年度一般会計当初予算案などが提出されました。

19日に開会した長崎市議会の2月定例会には46議案が提案されました。

このうち新年度一般会計当初予算案は、過去最大の総額2413億4千万円です。

鈴木史朗市長
「『100年に1度のまちづくり」から『100年に1度のその先へ』」「人口減少のスピードを緩和し、ひいては持続可能なまちを目指すための施策」

人口減少に歯止めをかけるため、「経済再生」「少子化対策」に重点を置くと共に、それらを推し進める市役所の体制を強化するとしています。

予算案には被爆80周年記念事業として、42の事業を実施する費用約1億4800万円が盛り込まれています。

また、長崎市松山町の平和公園内にあるスポーツ施設の再配置のため、土地の測量や計画のイメージ図などを制作する費用1800万円が盛り込まれました。

鈴木市長
「陸上競技場にプールを配置し、中部下水処理場跡に陸上練習場として400メートルトラックを再配置することが適当であると判断している」

鈴木市長は「市民に理解してもらえるよう取り組む」と説明しましたが、競技場の現在地存続を求めている被爆者団体や市民団体は「一方的、強権的にことを進めている」と批判、鈴木市長に対し「見切り発車をやめてほしい」と17日付けで要望書を提出しています。

2月定例会は3月13日まで開かれます。

テレビ長崎
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