群馬県・伊勢崎市の建設会社で目撃されたのは、力いっぱい、何度も車に「ドン!」と振り下ろすハンマー!何台もの車を破壊する、“ハンマー襲撃犯”の姿だった。
防犯カメラは、その犯行の一部始終をとらえていた。
「ドカン、ドカン」ハンマーを車に…!
事件が起きたのは、18日午前0時半過ぎ。

建物の奥、暗闇からフードをかぶり、両手でハンマーを握る人物が現れる。
カメラの前を通り過ぎたかと思いきや、次の瞬間…

設置された防犯カメラの向きを上向きへとずらした。
そして次に現れたのは駐車場。すると…

「ドカン!ドカン!」
持っていたハンマーを振り下ろし、車の窓ガラスを思い切り叩き割った。
近くに車が通ろうがお構いなし!一心不乱にハンマーを振り下ろしていく。

さらに、1台だけでなく、奧に止めてあるトラックの窓ガラスも容赦なく割った。
そして“恐ろしい光景”は防犯カメラだけでなく、別の車のドライブレコーダーにも…。

同じようにハンマーで叩かれる車。しかし、今度は警報装置が作動!
すると、その手は止まり、一目散に逃げていった。

被害に遭った会社社長:
ガラス全部割られているのと、あとは車の周りをみんな叩かれている状況。

被害者によると、会社に止めてあった計3台の車が被害に遭い、フロントガラスにはまるでライフル銃を撃ち込まれたような大きな穴が開き、ヘッドライトやボディーにも、生々しい傷跡が残されていた。

19日あさ、イット取材班が現場を訪れると、犯行が行われた場所は交差点の角に位置していた。
人の目にもつきやすい場所での犯行…一体、“ハンマー襲撃犯”の目的は何なのか。
被害に遭った会社の社長は、“心当たり”があるという。

被害に遭った会社社長:
自分に対する恨みかなとは感じるところがある。もし自分に対する恨みがあるんだったら、影でこそこそやってるようなことしないで堂々と来ればいいじゃないとは思う。
被害者はその後、被害届を提出。警察は“ハンマー襲撃犯”の行方を捜査している。
(「イット!」2月19日放送より)