(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時30分現在

◆24時間降雪量
 札幌市南区小金湯では51センチの降雪で
 半日で降った量が2月として記録になりました。
 札幌市中央区は10センチ、小樽は25センチで、
 石狩から後志地方で集中して雪雲がかかりました。

◆きょう19日(水)の気温
 けさは十勝地方で冷えこみが厳しく、
 本別町はー18.5℃まで下がりました。
 最高気温はオホーツク海側で前日より3℃くらい低く、
 北見はー3℃のほか、札幌も真冬日でー0.3℃でした。
 
◆予想降雪量(~あす朝)
 後志地方の多い所で40センチです。
 積丹町、古平町、余市町、共和町、赤井川村などで、積雪が増えそうです。
 札幌市内は、中央区5センチで、西区、手稲区、南区は20センチ、山間部は30センチです。
 あす朝の通勤、通学時間も、交通の遅れなど注意をして下さい。

◆あす20日(木)の天気
 日本海側は雪が続くでしょう。沿岸部はふぶきそうです。
 石狩~後志地方で、大雪が続き、ピークは明け方から夕方にかけてですが、
 夜も続くかもしれません。
 道南や太平洋側は、青空が広がるでしょう。

◆あす20日(木)の気温
 前日より2~3℃低い所が多く、
 富良野や北見は、最高気温でもー4℃です。
 平年を下回る気温で、厳しい寒さが続きそうです。

◆札幌周辺の大雪メカニズム
 北海道の内陸で冷たい空気がたまり、周囲に噴出しています。
 一方、大陸からは、西または北西の風が吹き、
 石狩湾周辺で、風がぶつかり、上昇気流が強められています。
 雪雲が発達して、札幌周辺に、局地的な大雪をもたらしやすくなっています。
 この状況は、3連休まで続きそうです。

◆札幌の10日間予報 20日(木)~3月1日(土)
 24日(月)にかけて日ごとに積雪が増えていくでしょう。
 今週後半は冬の正念場となりそうです。
 25日(火)は天気が回復し最高気温が6℃で、来週は急激に雪が解けるでしょう。
 
◆全道の週間予報 20日(木)~26日(水)
 今週後半は、道央圏で雪が続くでしょう。
 交通や物流の乱れにご注意下さい。
 上空に強い寒気が居座るため、全道的に寒さも厳しくなりそうです。
 オホーツク海側沿岸は、流氷が広く接岸しそうです。
 来週になると、季節が動き出し、気温が上がる日も増えるでしょう。

北海道文化放送
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