愛知県豊橋市の「新アリーナ」を巡る長坂尚登市長と市議会の対立で、2025年2月18日、大村秀章知事の裁定を仰ぐことになりました。

 長坂市長が中止を公約とする新アリーナを巡っては、市議会の多数を占める推進派が「契約解除に議会の議決が必要」とする条例改正を提案し可決しましたが、市長が審議のやり直し=再議を求めていました。

 議会側は1月29日の臨時市議会で条例改正案を再び可決しましたが、長坂市長は2月18日、この再議の結果も議会の権限を越え不服だとして、大村知事に審査を申し立てました。

大村愛知県知事:
「第三者の有識者の皆さんを中心とした審査委員会をつくったうえで、ご意見を踏まえて粛々としっかりと対応していきたい」

 地方自治法で、知事は申し立ての翌日から90日以内に裁定をすることになっていて、長坂市長は結果に不服があればさらに裁判所へ訴えることもできます。

 海外出張中の長坂市長は「現時点では審査の状況を見守りたい」とのみコメントしています。

東海テレビ
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