介護の現場の人手不足の解消や負担の軽減につなげてもらおうと、介護をサポートするロボットや機器を集めた展示会が2月18日に岩手県盛岡市で開かれました。
これは県といきいき岩手支援財団が開いたもので、会場には県内外のメーカー20社が最新のロボットや器具を出展しました。
このうちベッドに設置するセンサーは、人の動きをシルエットで表示することでプライバシーに配慮しながら安全を守ることができます。
また空気圧を利用したアシストスーツは、介護が必要な人を持ち上げるときや中腰で作業するときなど様々な動きの負担を軽減します。
そしてセンサーを使ったソフトは、体をコントローラーにして300種類以上の運動や「脳トレ」をすることができます。
県では施設が介護ロボットを導入する際、経費の4分の3を補助する取り組みをしています。
2024年度は前の年度に比べて申請の数は1.5倍以上に、予算は約3倍に増えているということです。
県長寿社会課 赤坂宏紀特命課長
「(介護ロボットを)地域でもっと入れていく必要があると考える事業者の関心が高くなっている。利用者にとっても職員にとってもメリットがあると思うので多く活用してほしい」
県ではこの展示会を2025年度も2回開くことにしています。