2024年12月に地元食材を使った給食のアイデアを競う「学校給食甲子園」で、岩手県遠野市の伝統野菜「早池峰菜」を使った献立が最優秀賞に選ばれました。
2月18日はその給食を味わう試食会が開かれました。
遠野市の給食センターで開かれた試食会には市民など約50人が集まり、2024年12月の学校給食甲子園で日本一となった給食を味わいました。
日本一となったのは遠野地方の伝統野菜「早池峰菜」を使った給食で、1051件の応募の中から調理部門では優秀賞、献立を活用した授業について動画で審査する食育授業部門では最優秀賞に輝きました。
18日は実際に審査された動画が披露されました。この動画では栽培が途絶えていた早池峰菜を地元の高校生が復活させたことなどが紹介されています。
遠野市学校給食センター 平野沙紀栄養教諭
「(早池峰菜が)一回絶滅して高校生が復活させたということで、その魅力が伝わるように献立を考えた」
試食した人たちは早池峰菜の味を確かめながら興味深そうに説明に聞き入っていました。
試食した市民からは「初めて食べた。あっさりしていて食べやすい」「おいしい。子どものことを考えて栄養士が作っていて取り組みがいい」などの声が聞かれました。
18日は市内すべての小中学校で同じ献立の給食が出され、約1700人が日本一の味を楽しんだということです。