3月に卒園する秋田市の園児たちが18日、市内の結婚式場でコース料理を体験しました。ちょっぴり大人に近づいたようです。
華やかな式場にかしこまって座るのは、卒園を控えた秋田市の外旭川わんわんこども園の年長組の園児です。
18日は特別に作られた子ども向けのコース料理が用意され、テーブルマナーを学びながら味わいました。
男の子は「おいしい。いつもの給食とドレッシングの味が違う」とおいしそうに味わっていました。
パンは小さくちぎってバターを塗るのがマナーです。男の子は慣れない手つきで一生懸命バターを塗り、口に運んでいました。
スープはスプーンで手前から奥に向かってすくい、音を立てないように味わいます。
そして、メインディッシュは子どもたちの大好物、ハンバーグです。
式場のスタッフに「横にしてナイフの先の方で切ってそのままパク」と教えてもらった女の子は、上手に口に運ぶと「おいしい」と笑顔を見せていました。
園児たちは慣れないナイフとフォークに悪戦苦闘しながらも、おいしそうに料理を頬張っていました。
園児たちは「スープがおいしかった。こぼさないように前からすくって食べた」「楽しかった。ナイフとフォークが使えるようになってうれしかった」などと話し、大満足の様子でした。
外旭川わんわんこども園の鎌田寿和園長は「食事のマナーはたくさんあると思うが、そのマナーというのは食べ物に対する思いやりだと思う。そういう意味で食育というところもあると思う」と話していました。
子どもたちはもうすぐ小学生。ちょっぴり大人に近づいた一日だったようです。