2月18日正午前、岩手県北上市の夏油高原スキー場の滑走禁止エリアで雪崩が発生したとみられ、アメリカ人の男性1人が雪に埋もれました。男性は救助されましたが意識未明だということです
内記和人記者
「事故は建物の奥にあるゲレンデで起きました。滑走が禁じられているリフトの通り道だったということです」
消防などによりますと、18日正午前、北上市の夏油高原スキー場でアメリカ人の男性が雪に埋もれたと男性の仲間から通報がありました。
スキー場のパトロール隊や消防などが現場に向かい雪を掘り起こし男性を発見しましたが、雪が深く風が強いことから二次被害のおそれがあり救助活動が難航しました。
その後午後5時前にスキー場から病院に運び出されましたが、意識不明だったということです。
男性はアメリカ人の男女8人とこのスキー場を訪れていて、このうち男性2人と一緒に行動していたところ雪崩に巻き込まれたと見られています。
別の男性2人にけがはないということです。
関係者によりますと、この男性が滑っていた場所は山頂付近にあるリフトの通り道となっている場所で、スキー場では滑走を禁止していました。
また谷のような形状になっていて、ひとたび雪が崩れると1カ所に流れ込んでしまうような場所だということです。
このためスキー場では日頃からこうしたエリアに入らないよう、場内でアナウンスをしたりウェブサイトで注意を呼びかけていたということです。
警察が当時の状況を詳しく調べています。
(2月18日午後6時時点情報)