愛媛県発注工事の入札を巡る価格情報の漏えい事件で職員が逮捕されたことを受け、中村知事が１８日に会見で不祥事の発生を謝罪しました。再発防止に向け公共工事に関わる職員への研修を進める考えです。
中村知事：
「県民のみなさんの信頼を大きく失墜させたことに対し、責任者としてこの場をお借りしてお詫びを申し上げたい。誠に申し訳ありませんでした」
この事件では久万高原町で行われたがけ崩れ防止工事の入札で、中予地方局の河川砂防課長・鈴木俊博容疑者（５８）が、県職員ＯＢの宮崎裕文容疑者（６１）に価格の情報を漏らした疑いで逮捕されています。
中村知事は会見で不祥事の発生を謝罪。再発防止に向け、公共工事の入札や契約に関わる職員に対し研修会を開く考えを示しました。また土木系の県職員のＯＢ会に対しても注意喚起を申し入れたということです。
またこの事件では、県建設業協会元会長で久保建設社長・久保陽生容疑者（６１）らが宮崎容疑者から入手した情報をもとに工事を落札した疑いで逮捕されています。
元会長の逮捕を受け県建設業協会も再発防止策として、支部ごとにコンプライアンス研修を行うとしています。
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