■事実上の閉園命令となる除却命令が検討されている中…運営会社「サクセス観光」が「撤去計画」を提出
開発が制限される「市街化調整区域」に飼育小屋など156の建物を20年にわたり無許可で建設し、営業を続けてきた北海道札幌市南区の動物園「ノースサファリサッポロ」。
札幌市から事実上の閉園命令となる除却命令が検討されている中、運営会社「サクセス観光」が2月18日、「撤去計画」を提出しました。
■運営会社は2月12日の取材に「それ(全撤去)が当たり前。17日までに計画を提出する予定」
関係者によりますと、札幌市が2月4日に全撤去を求めたところ、「その方向で考える」と応じていた運営会社は、2月12日の取材に「それ(全撤去)が当たり前。17日までに計画を提出する予定」と話していました。
■飼育動物は150種類以上、違法な建物は156棟…札幌市は再三、建物の撤去を指導
「ノースサファリサッポロ」は開発が制限される市街化調整区域に飼育小屋などを無許可で建て、20年前から営業を続けてきました。
現在、飼育動物は150種類以上、違法な建物は156棟。札幌市は再三、建物の撤去を指導してきましたが応じなかったため、建物を撤去する除却命令、事実上の閉園命令を検討しています。
■札幌市が記者会見 撤去計画では「156棟すべてを撤去」
撤去計画の提出を受けて、札幌市は午後6時30分から記者会見を開きました。
■以下は会見のポイントです。
・156棟すべてを撤去
・時期や撤去の仕方を精査
・撤去計画の提出は今回が初めて
・動物の移動は(担当者がまだ撤去計画に目を通せていないので)まだわからない
・指導に時間がかかったが撤去計画提出に一定の評価