国内で2両しか残っていないとされる貨物車両の入れ替え作業に使われていた蒸気機関車が、鳥栖市で公開されました。
公開されたのは、旧国鉄時代の鳥栖機関区で貨物車両の入れ替え作業に使われていた「268号蒸気機関車」で、国内では2両しか残っていない貴重な車両です。
鳥栖駅の東側に展示されていて全長約10メートル、昭和10年代に鳥栖機関区に配属されたとみられ、鳥栖市の重要文化財に指定されています。
貴重な鉄道遺産を多くの人に知ってもらおうと、サガン鳥栖のホーム開幕戦に合わせて15日、車両が一般公開され、ユニフォーム姿の家族連れや鉄道ファンなどが運転席に乗車したり写真を撮るなどして楽しんでいました。
【女性】
「扉の所とか普段なかなか見ることができないところなのでいいなと思った」
【男性】
「2本しかないうちの1本が地元にあるっていうのもすごいなと思う」
車両の公開は今後、夏休み期間などにも予定されているということです。