岩手県内のうち盛岡市、滝沢市、矢巾町を除くエリアのタクシー運賃の値上げについて、東北運輸局は、事業者からの要請が一定数に達したことを受け、今後、その必要性を審査することになりました。
東北運輸局によりますと、盛岡市、滝沢市、矢巾町を除くエリアである「旧岩手県B地区」では、2月14日までにタクシー事業者109社のうち54社から値上げの要請がありました。
この54社の車両数の合計は633台で、全体の5割を超えたことから東北運輸局は17日、今後、審査を行って値上げの必要性を判断すると発表しました。
54社では、現在、590円から610円となっている普通車の初乗り運賃について、700円から740円に値上げすることや、100円ずつ増える加算料金についてもその距離を短くするよう求めています。
審査の結果、この地区で値上げされれば2022年12月以来となります。
タクシー運賃を巡っては、東北運輸局は盛岡市などの旧岩手県A地区について、2月3日、値上げが必要との判断を示しています。