街で見かけるようになったペダル付き電動バイクや電動キックボード。
手軽で便利な一方で、事故や交通違反も・・・
どのぐらいのスピードが出るのか、長崎市で開かれた体験会を取材しました。
KTN記者
「ペダル付き電動バイクです。自転車と同じに見えますが、スロットルをねじると、ペダルを漕がなくても走れます」
長崎県警察本部が行ったペダル付き電動バイクの体験会。
ペダルを漕がずに時速30キロまで加速可能で、運転には原付バイクと同様、免許が必要です。
しかし、県内では無免許運転で検挙した事例もあることから、県警ではルールを周知しようと体験会を開きました。
一方、こちらは電動キックボード。
KTN記者
「最高速度は20キロ!爽快です」
電動キックボードなどの特定小型原動機付自転車は、県内で161台が登録されています。
道路交通法が改正され、電動キックボードは公道で乗れるようになった上、時速6キロ以下にスピードを落とすと、一部の歩道でも走れるようになりました。
しかし、交通ルールの周知が追い付かず、スピードオーバーや許可されていない道路での走行など、違反行為が確認されています。
県警交通企画課 平山剛久 課長補佐
「ペダル付き電動バイクでいえば、免許が必要なことを知らずに乗ってしまうこともあった」「(法律を)知っているか知らないかに関わらず、嫌疑がかかってくる」
新しい乗り物に対応しようと、県警は2026年度、次世代モビリティ対策係を新設し、県内でのルールの周知に努めたい考えです。