北朝鮮による拉致被害者・有本恵子さんの父、有本明弘さんが亡くなくなったことがわかりました。
96歳でした。
有本明弘さんの三女・恵子さんはロンドンに留学中の1983年、「仕事を紹介する」とだまされ、北朝鮮に拉致されました。
2002年、日朝首脳会談で北朝鮮が日本人の拉致を初めて認めましたが、恵子さんら8人について亡くなっていると説明していました。
明弘さんは、妻の嘉代子さんと恵子さんの救出を訴える活動を続けてきましたが、嘉代子さんは2020年に94歳で亡くなり、明弘さんも娘と再会を果たすことなく14日、96歳で亡くなりました。
帰国を果たせていない拉致被害者の家族で、存命の親世代は横田めぐみさんの母・早紀江さん(89)1人となりました。