北朝鮮に拉致された被害者の家族会などは、新たな運動方針を取りまとめました。
親の世代が存命のうちに全員の帰国が実現するよう求め、実現しなかった場合、独自制裁の強化を求めるとしています。
横田めぐみさんの弟・横田哲也さんは、「もし期限内に全拉致被害者の一括帰国が実現しなかった場合、私たちは強い怒りを持って独自制裁強化を求める」とコメントしました。
家族会と支援団体「救う会」は新たな運動方針を取りまとめ、拉致被害者の親世代の高齢化が進み、残された時間が長くないことを強調した上で、日本政府に対し親世代の家族が存命のうちに全員の帰国が実現するよう求めました。
また実現しなかった場合、独自制裁の強化を求めるとしています。
拉致された横田めぐみさんの母・早紀江さんは2月に89歳を迎えています。