東京・秋葉原の中古パソコン店で1月19日、中年の男が店の備品である約1万円のスピーカーを盗む瞬間がカメラに捉えられた。男は商品を見るふりをしながら店内を移動し、わずか1分の犯行。店側は「備品が狙われるとは想定外」と驚きを隠せず、「1万円で人生を棒に振って楽しいのか」と訴えた。店は今後、警視庁に被害届を提出する予定。
人混みに紛れ備品のスピーカーを窃盗
1月19日午後3時過ぎ、東京・秋葉原にある中古パソコンの専門店でカメラが捉えたのは、商品ではなく、店の備品を狙った“スピーカードロボー”だ。

店の従業員は「備品を盗んでいくっていうのはちょっと想定外過ぎて」と驚きを隠せない。
1月19日、客で混み合う店内に現れた中年の男。
早速、棚の上に置いてあるスピーカーを一瞥する。その後、商品を選ぶそぶりを見せながら、店の奥へ進む。

接客中の店員を2度確認すると、入店から約1分後、再びスピーカーの前へ向かった。そして、他の客の様子を伺いながら、素早くスピーカーに手を伸ばし、足早に去って行った。
スピーカーの価格は約1万円で、3カ月前に買ったばかりだったという。
店側の防犯対策と切実な訴え
現在、この店では商品には防犯タグを付け、しっかり対策を取っているが、狙われたのは店の備品。しかも店員や客の目を盗む、わずか1分の犯行だった。

店の従業員は「明らかに棚の上とか備品とかに目を向けて、パソコンを見ている様子が一切なかった。恐らく(スピーカーを)狙っていたんじゃないかな」とし、「1万円で人生棒に振って楽しいですか?」と犯人に訴えた。
店は今後、警視庁に被害届けを提出する予定だ。
(「イット!」2月13日放送より)
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