山口・宇部市で6日、道路を走行中の車の前に、こちらに迫ってくる“逆走車”の様子がカメラにとらえられた。
撮影者は驚きながらも、バックして衝突を回避。
その後、逆走車は本来の車線に戻りたかったのか、中央分離帯に乗り上げてしまった。
警察によると、運転手は「道を誤って逆側に入り乗り上げてしまった」と話しているという。

目の前に迫った逆走車に撮影者パニック

山口・宇部市で6日午後9時前、仕事を終えた撮影者が車を走らせていると、目の前を照らす車のヘッドライトに気づき、「え?え?え?え?やばい、やばい、やばい、やばい、やばい…」と困惑状態になった。

ゆっくり目の前に迫る対向車(視聴者撮影)
ゆっくり目の前に迫る対向車(視聴者撮影)
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信じられない光景にざわつく車内。
初めて目の前で見る逆走車だったという。
さらに、止まるだろうと思っていた逆走車は、なぜかゆっくりと撮影者に迫ってきたのだ。

当時を振り返り、撮影者は「びっくりはしましたね。どう対処しようか、めちゃめちゃ頭動かしました」と話す。

バックで衝突を回避した撮影者(視聴者撮影)
バックで衝突を回避した撮影者(視聴者撮影)

“このままではぶつかる”と察した撮影者が、後続車を確認してギアをバックに入れ、最悪の事態を回避した。

車線に戻ろうと?分離帯に乗り上げた車

しかし、ホッとしたのもつかの間だ。
もう一度、車内がざわついた。

中央分離帯で身動きが取れなくなった逆走車(視聴者撮影)
中央分離帯で身動きが取れなくなった逆走車(視聴者撮影)

本来の走るべき車線に戻ろうとしたのか、逆走車は中央分離帯に乗り上げると、4本のタイヤが浮き上がり、身動きが取れなくなったという。

撮影者はすぐに助けに向かうと、運転席から降りてきたのは、高齢とみられる男性だった。

その際の男性の様子については、「無言を貫いてらっしゃいましたね。かなり放心していたと思うんですけど」と話す。

“ちょっと待って”男性を引き止めた撮影者

しかし、この直後、撮影者は男性のある行動にあぜんとしてしまう。

撮影者は、「なんならそのまま帰ろうとした。歩いてですね。『いやちょっと待ってください』と呼び止めた」という。

動揺した様子だったという高齢男性と話す撮影者(視聴者撮影)
動揺した様子だったという高齢男性と話す撮影者(視聴者撮影)

逆走し中央分離帯に乗り上げたことで気が動転していたのか、高齢の男性は車を置いたまま、現場を離れようとするそぶりを見せていたという。

警察によると、男性は60代で「道を誤って逆側に入り乗り上げてしまった」と話しているという。
また、この事故によるけが人などは出ていない。
(「イット!」 2月12日放送より)

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