岩手県内で新型コロナウイルスワクチンの誤接種が相次いでいます。
県は2月6日、県内8つの市と町の医療機関で有効期限が切れたワクチンをあわせて73人に接種したと発表しました。
県によりますと、期限切れの新型コロナウイルスワクチンを接種していたのは、盛岡市・花巻市・久慈市・一関市・奥州市・滝沢市・矢巾町・大槌町の県内8つの市と町にある21の医療機関です。
接種を受けたのは定期接種の65歳以上の高齢者と任意で接種を受けた人あわせて73人で、今のところ健康被害は確認されていません。
1月30日、盛岡市から県に期限切れのファイザー社製ワクチン「コミナティ」を誤って接種した事案の報告があり、県が県内すべての市町村に注意喚起を行いました。
その後、花巻市などでも期限切れのワクチンを誤って接種していたことが分かり、県は5日に市町村に対しワクチンの有効期限の確認を徹底するよう依頼したということです。
また、県では県内の医薬品卸売業者に対し医療機関に有効期限の近いワクチンを納品する際、確認をするよう呼びかけています。