各地の道路で、バイクや自動車による危険な歩道走行が相次いでカメラにとらえられた。
宮城県では、渋滞を避けるためか、バイクが歩道を猛スピードで走行し、車道を走っていたドライバーをあぜんとさせていた。
また長崎県では、乗用車が歩道に乗り上げて30メートルほど暴走していた。
目の当たりにしたドライバーは、常習的に行っているのではと推測する。
猛スピードのバイクが歩道走行…完全にアウト
宮城・富谷市で1月30日午前7時半ごろに撮影されたのは、完全に“アウトな運転”だ。
当時、車道は渋滞で前が詰まり、撮影者は車のスピードを落とし始めていた。

その時、1台のバイクが「歩道」を勢いよく走り抜けていったのだ。
この瞬間を振り返り、ドライバーは「最初はわけがわからない状態でした。冷静に考えて、あれはダメでしょという感覚に」と語る。

後ろを映し出す映像には、車がスピードを落とし始めるタイミングでバイクが歩道に乗り上げ、積もった雪の上を猛スピードで走る姿も記録されていた。
撮影者は、このバイクの様子について、「走ったことがないと、雪道であのスピードは出せないと思う。重大事故にもつながるような走行をしていたと思います、あれは」と推測している。
乗用車が平然と歩道走行…常習的か
わが物顔で歩道を走っていたのは、バイクばかりではなかった。
長崎・大村市で1月22日午前8時過ぎ、歩道に行きかけている車があった。

信号待ちが嫌なのか、はたまた急ぎの用事でもあるのか、歩道に乗り上げると30メートルほど歩道を暴走し、そのまま脇道へと消えていったという。
目の当たりにしたドライバーは、「常習的に(歩道を)使ってるんじゃないですかね、動きからしたら」と推測する。
もし歩行者が飛び出してきていたら、無事では済まない状況だ。
ドライバーは、「事故を少しでも減らすには、そういう運転をやめて安全運転をしてほしい」と語っている。
(「イット!」 2月4日放送より)