福島県に7年ぶりの強烈な寒波が襲来する。5日夜から6日、そして土曜日の2回にわたって寒波がピークを迎え、福島県が全国で最も多い降雪量となる可能性がある。福島テレビの斎藤恭紀気象予報士が緊急警戒を呼びかけている。
■「白い悪魔」の到来!福島県が全国最多の積雪量に?
斎藤気象予報士は「福島県が全国で一番雪が降り積もるんじゃないか」と警鐘を鳴らす。特に福島県の奥会津では、北アルプスに匹敵するかそれ以上の雪が予想されるという。只見町では週末までに3m近い積雪の可能性があり「災害級の大雪になりそう」と注意を促している。
■中通りも大雪に警戒!6日朝には20cmの積雪も
中通り地方も油断できない。斎藤気象予報士は「6日朝に福島や郡山では20cmの積雪になる可能性がある」と指摘する。これは2018年1月の大雪時と同程度の積雪量だ。さらに「水分の少ない粉雪が降り積もる」ため、地吹雪による視界不良や吹きだまりによる交通障害にも警戒が必要だ。
■交通マヒの恐れ!5日夜からの外出自粛を
斎藤気象予報士は「運転に自信のない人は車で出かけない方がいい」と強く呼びかける。「5日の雪はとても軽くて吹きだまりが起こりやすい。スタックしやすい」という。また、5日夜から6日にかけて磐越道・国道49号の通行止めの可能性もある。国交省でも不要不急の外出を呼びかけている。
■在来線の運転取り止めも!交通機関への影響に注意
鉄道への影響も深刻だ。5日正午以降、磐越西線の一部区間で運転を取り止める予定だ。只見線は5日終日運転を見合わせる。
■水道凍結にも要注意!厳しい冷え込みが続く
斎藤気象予報士は「阿武隈高地、会津山沿い中心に水道凍結」のリスクを指摘する。5日は国見・桑折で真冬日となり、日中も氷点下の厳しい寒さが続く見込みだ。水道管の凍結防止対策を早めに行うことが重要だ。
福島県全域で記録的な大雪となる可能性が高い。外出時は最新の気象情報と交通情報を確認し、十分な注意を払う必要がある。最新の気象情報をご確認ください。