栃木県小山市で1月27日、荷台に載せた3台の車のうち、1台が落ちかけた状態で走行するトラックが撮影された。目撃したドライバーによれば、落ちかけた状態の車はワイヤー1本で支えられている状態だったという。
弁護士によると、トラックから車が崩れた場合、道路交通法違反にあたり、反則金が課せられる可能性があるという。

トラックに車が張り付いてる?

栃木県小山市で1月27日午前9時頃に撮影されたのは、“初めて見る衝撃の光景”。
ドライバーも思わず「やべぇことになってんな…」と呟いた。

撮影者の対向車線から走ってくるトラック。

白い車がはみ出した状態で走行を続けるトラック(視聴者提供)
白い車がはみ出した状態で走行を続けるトラック(視聴者提供)
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荷台からは白い車が落ちかけており、まるで重力を無視するようにトラックの側面に張り付いていた。

目撃したドライバーによれば、「車体をぐるっと回っているようなワイヤーが一本あるんですけど、それでなんとか支えられているっていう状態」だったという。

ハザードランプを光らせて徐行運転をするトラック(視聴者提供)
ハザードランプを光らせて徐行運転をするトラック(視聴者提供)

しかし、驚くのはここからだった。
どう見ても危険な状況にも関わらず、トラックはハザードランプを光らせ、止まることなくゆっくりと進んでいた。

その状態を目撃したドライバーも思わず、「それで走っちゃダメだよ~」と声を上げる。

計3台を積載…道路交通法違反の恐れも

トラックの荷台に積まれている車は3台確認することができた。

一本道で大きく避けることも難しい現場(視聴者提供)
一本道で大きく避けることも難しい現場(視聴者提供)

現場は見通しの良い直線道路で、すれ違う際の逃げ場はほぼない状態だ。

目撃したドライバーは、「近づきたくなかったですね。もうヒヤヒヤでした。(運転手は)外国の方ですね。焦っている様子はなかったですね」と振り返る。

この映像を見た松隈貴史弁護士によると、トラックに積んでいた車が崩れた場合、道路交通法違反にあたり、反則金7000円が課せられる可能性があるという。
(「イット!」 2月3日放送より)

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