福岡・篠栗町で16日、寺から大量のお守りを繰り返し盗んでいた男が逮捕された。
男は参拝客を装い、お守りだけでなく、お札立てなどまで計5万円相当の窃盗を行っていた。
男は、取り調べに対し「お守りを集めるのが好きだった」と供述している。

罰当たりなお守りドロボー

16日、福岡・篠栗町でカメラがとらえたのは、ドロボーを追いかけるパトカー。

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大量のお守りをお寺から盗む、罰当たりなお守りドロボーだ。

2024年12月21日、お寺の前に黒い車が止まり男が降りてきた。
参拝客を装っているのか、手を合わせてお参りすると、次の瞬間、1枚、2枚、3枚とお守りを次々に手に取り、そのままポケットに入れ、立ち去った。

2日後の12月23日、男は再びお寺にやってきた。
今回は青い袋を手に下げていた。
前回と同じように手を合わせお参りし、その後お守りを持参した袋に入れ、帰っていった。

犯行は、これで終わらなかった。
さらに2日後の12月25日にも犯行が行われ、被害の総額は5万円にのぼるという。

住職は、「これが続くと、周りのお寺やお参りされる方にも影響があってはいけない。なんとか捕まえてやめていただきたいという思いで、追いかけようと思いました」と話す。

年が明け、16日にまたしても姿を見せた男。
今度はお守りではなく、大きなお札立てまで盗んでいく。

気づいた住職が通報…無職の68歳の男を逮捕

この時、物音に気づいた住職が警察に通報し、車で犯人の追跡を開始した。
すると、対向車線にパトカーが来た。

パトカーは住職に気づくと急いでUターン、その後、お守りドロボーは“御用”となった。

窃盗の疑いで逮捕された男は、無職の68歳。
調べに対し、「お守りを集めるのが好きだった」と供述していて、警察は余罪についても捜査している。
(「イット!」1月29日放送より)

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