女性特有の悩みの一つ「生理痛」への理解を深めてもらおうと1月28日、生理痛を擬似体験する研修会が軽井沢町(長野県)の役場で開かれました。

軽井沢町で開かれた研修会。

男性職員:
「いてててて…。えーこれをずっと…」

痛みに顔をしかめる男性たち。女性が生理中などに感じる下腹部の痛み「生理痛」を疑似体験しています。

体験した職員:
「筋肉が収縮するような締め付けられるような痛みを感じました。この痛みが毎月1回来るのはかなり辛いなというのが素直な感想」

研修会は、女性特有の悩みへの理解を深め、働きやすい職場にしていこうと、軽井沢町が開きました。

経済産業省の「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」を活用し、電気刺激で生理痛を擬似体験できる大阪ヒートクール社の専用の機器を使い約60人の職員が参加しました。

体験した職員:
「擬似体験だけど大変苦しい思いをされているなと、よくわかった」

女性職員:
「女性の中でも色々な痛みがあると思うんですけど、男性の方に体験していただけると、女性の気持ちがわかるようになっていいかなと思った」

体験後はワークショップで、痛みに悩んでいる時に声掛けや、職場での取るべき対応について話し合いました。

軽井沢町総務課・荒井和彦課長:
「職場として、例えば休憩を取りやすい環境を整備するですとか、休みづらいということもあるので、そういったところも改善していきたいと思っています」

長野放送
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