アメリカのトランプ大統領の不法移民対策で近くイリノイ州シカゴで一斉摘発が行われるといわれる中、地元では抵抗の意思を示す住民も出ています。

メキシコからの移民が多く住むシカゴ市の「リトルビレッジ地区」でコンピューター修理店を営むホセ・ルイス・バスケスさんは、トランプ政権が強硬な不法移民対策が心配だといいます。

ホセ・ルイス・バスケスさん:
在留資格のない人は多いから、もちろん心配だ。どうなるかわからないから。彼ら(ICE)がやってきて、一家を連れ去ることも可能だから。

バスケスさんによりますと、先週「ICE立入禁止」のビラを持った人たちが来店し、バスケスさんはドアに貼ることに賛同しました。

ビラは極左政党が作成したもので、通り沿いには無断で貼られた店もありましたが、バスケスさんは「我々は団結しなければならない。団結すれば強いが、ひとりでは何もできない」と話してます。

寛容な移民政策で、いわゆる「サンクチュアリーシティー」=「聖域都市」として知られるシカゴ市などに対し、トランプ政権は捜査に協力しない場合、訴追も辞さない構えで、シカゴ市長らは対抗する姿勢を見せています。

フジテレビ
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国際取材部
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