全国各地で“危険運転”をする車がカメラにとらえられた。
福岡・八女市では、トラックがセンターラインのない山道で対向車側に大きくはみ出して走行し、対向車と衝突寸前に。
東京・品川駅近くでは、平然と逆走状態で停車するタクシーも。
さらに北海道・釧路市では、公務員が飲酒運転で逆走の末に正面衝突する事故も確認された。
【福岡】山道で逆走車と衝突寸前
福岡・八女市で19日午後2時半ごろに撮影されたのは、対向車側に向かってきたトラックが、カーブで膨らみ過ぎて、あわや正面衝突となる瞬間だ。

現場はセンターラインはなく、対向車とのすれ違いに注意が必要な山道だった。
こういった場所では衝突を避けるため、道路の左側を走行するのがルールのはず。
目撃者は、「なんでそんな運転したのか…」と話した。

目撃者によると、運転していたのは50代くらいの女性で、すれ違うとそのまま走り去っていったという。
【品川駅】逆走するタクシー
一方、東京・JR品川駅近くで16日午後4時ごろ、 “運転のプロ”とは思えないタクシーの行動がカメラにとらえられていた。
撮影者は、横断歩道の前で渡る歩行者を待ち、道路を左に曲がっていくところだった。

曲がった先に見えてきたのは、当たり前に信号待ちしているかのような状態で、こちらを向いているタクシーだった。
撮影者は、「(タクシー運転手は)『私が何か間違っているんでしょうか?』って顔をして、こちらに来た。どれだけ危険なことをしているか分かってもらいたい」と話した。
【北海道】公務員が飲酒運転
北海道・釧路市では、19日午後7時半ごろ、逆走による取り返しのつかない事故がカメラにとらえられた。
逆走車を運転していたのは、46歳の公務員の男だ。
しかもあろうことか、男は泥酔状態だった。

男は酔っ払ったまま逆走を続けた末、前から来た乗用車と正面衝突。
あわせて3台がからむ事故に発展し、衝突された70代の男性が軽いけがを負っている。
事故後、公務員の男からは基準値の3倍を超えるアルコールが検出され、警察は現行犯で逮捕した。
(「イット!」 1月22日放送より)