自民党の高市早苗前経済安保相は22日、BSフジ「プライムニュース」に出演し、「闇バイト対策」について、個人の考えだとした上で、警察が架空名義の口座を作成し、金銭を引き出す者を検挙する新たな捜査手法を検討すべきだとの考えを明らかにしました。
高市氏は、「闇バイト」で「口座に入ったお金を引き出す人は相当上の人」と述べ、実行役以上の人が金銭を引き出すと指摘。
「架空名義口座を犯罪者側に流すと、かなり上の方の人の検挙に結びつく」と強調しました。
また、インターネットバンキングでの高額被害が相次いでいることを受け、「インターネット空間にも架空の口座で検挙に結びつくような方法がないか。あれば有効な方法だ」と述べ、検討すべきだとの考えを示しました。
高市氏は自民党のサイバー犯罪などへの対策を議論する調査会の会長で、2024年、「闇バイト」への対策として捜査員が身分を装ってバイトに応募する「仮装身分捜査」などの導入を盛り込んだ緊急提言を石破首相に行っています。
新たな捜査手法についても、今後、自民党の調査会で議論を行いたいとしています。