経団連と連合のトップが会談し、2025年の春闘が事実上スタートしました。
賃上げの勢いが中小企業にも広がるかが焦点です。
経団連・十倉会長:
今年はここ2年間で醸成された賃金引き上げの強いモメンタムを定着させる年にしなければならない。
連合・芳野会長:
ようやく動き始めた賃金の流れを滞らせることは、絶対に避けなければならないと強く思っている。
22日の会談で、経団連と連合は、賃上げの勢いを定着させることで一致しました。
連合の集計では、2024年の賃上げ率は33年ぶりに全体で5%を超える高い水準となったものの、中小企業では4.45%で、大手と中小の格差が課題になっています。
中小企業の賃上げについて、経団連の十倉会長は「賃上げ定着には、中小企業の賃上げが不可欠」と述べ、連合の芳野会長は、価格転嫁が重要と、取り組みを強化する考えを示しました。