立憲民主党の野田代表は22日、日本記者クラブで会見し、2025年度予算案を精査する「歳出改革チーム」を立ち上げると表明した。
会見で野田氏は、115兆円を超える一般会計総額について、「規模の妥当性をまず洗っていかなければいけない」と指摘した。「歳出改革チーム」は23日、党内に設置される予定。
一方、野田氏は、党内外からの減税政策を訴える動きについて、「減税を口にした方が、それは選挙はいいでしょう。野党も連携しやすい。だが、それでいいのか」とした上で、「未来世代から搾取する政治はもうやめるべきだという強い決意でやっていきたい」と述べ、“減税論”に疑問を呈した。
また、野田氏は、「財政に責任を持つことが、政権交代を主張する立場としては責任ある態度ではないか」と強調。「『財源なくして政策なし』という姿勢は堅持しつつ、予算審議に臨んでいけたらよい」と述べた。