茨城・土浦市の住宅で、敷地内に置かれていたタイヤとホイールのセットが盗まれる事件が発生した。
防犯カメラには、不審な男と車が近づく様子が記録されていた。
犯行を映した映像はないものの、被害者は映像の経緯から不審者らが窃盗を行ったとみている。
盗まれたタイヤとホイールセット
茨城・土浦市の住宅で撮影されたのは、“車生活に欠かせないもの”がまるごと消えた事件だ。

被害者は、「(車)3台分のタイヤとホイールのセットがなくなっていました」と話していて、気づいた時にはタイヤの跡だけが地面に残されていたという。
「こっちから侵入してきて、ちょうどこのカメラ…」と被害者が指さしたのは、タイヤ置き場のすぐ上に設置した防犯カメラ。
そのカメラには、事件の一部始終が残されていた。
怪しげな男が侵入…まもなく窃盗
14日午前4時過ぎ、突然、住宅前に現れたのはバンダナ姿の不審な男だった。

被害者によると、男はカメラに気づき、すぐに手で隠すと、「手で(カメラの)角度を変えて、上に向けちゃった」という。
しかし別の防犯カメラで、男のその後の様子がとらえられていた。

男は暗闇の方に両手を上げ、合図したかと思うと、1台の車がゆっくり近づいてきた。
そして男が車に乗り込み、向かった先が、先ほどのタイヤ置き場だった。

被害者は「(車が)バックした位置は、だいたいここらへん。ここからこう(タイヤを)上げるのは楽だもん」と話し、こうした“怪しげな動き”から、少なくともこの不審者らがタイヤなどを“盗んだのではないか”と推測している。
犯行の音?聞こえていた“異変”
さらに被害者は、不審者らが姿を現した日に“奇妙な音”も聞いていた。
「金属音が、カチンカチンカチンみたいな。今考えればホイールの当たる音…」だったと語る。

今回盗まれたのは、合計12本のタイヤとホイールで、被害額は約30万円にのぼるという。
その中には、2024年5月に購入したばかりのものもあり、被害者は「自分で稼いでお金をためて買ったものですから、それを簡単に盗んでいく、許せない気持ちでいっぱい」と話した。
被害者は被害届を提出し、警察が捜査を進めている。
(「イット!」 1月21日放送より)