2024年8月の台風による豪雨で、警戒レベル5の「緊急安全確保」が出された久慈市小久慈町で、1月20日に市の職員と住民が協力して避難所を開設する訓練が行われました。
久慈市小久慈市民センターで行われた訓練には、市の職員や地域住民など約30人が参加しました。
小久慈地区では市の職員不足を補うため住民が「サポーター」として災害時に避難所の開設や運営を支える制度が設けられています。
20日は台風などへの対応を想定した訓練が行われ、市の出動要請に応じ「サポーター」が集まりました。
その後、「サポーター」は各部屋にブルーシートや簡易マットを設置したり、簡易テントを組み立てたりして避難所を開設する手順を確認していました。
参加したサポーターは「やっぱり1回やってみると次につながると思う。できるだけの協力はしたい」と話していました。
小久慈市民センター 横道知亮所長
「訓練していることが伝わることによって、多くの方が安心して市民センターに避難していただけるかなと思っている。地域の防災力を高めることに役立ったかと思う。今後も期待したい」
参加者はそれぞれ今後の災害に向けて防災の意識を高めていました。